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地元で雇用を生む仕組みを考えていきたいんです!

ボランティア団体「ガーネットみやぎ」代表
渋谷直美さん


渋谷さん
作業着は赤いつなぎ。取材した日はワゴンカーでさっそうと動いていた渋谷さん


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幼児用ベビーカー2台を届け送り、子どもたちとスタッフと写真に納まる渋谷さん(中央)=9月14日、宮城県山元町北保育所


 「宮城復興大使」を自称する渋谷さん。

 実りの象徴とされる1月の誕生石が団体名。「ガーネットのように、目標に向かってコツコツ努力して成果を実らせていきたいと考え、宮城の人が中心となって活動しています。これまで、物資支援を主に活動してきましたが、震災後半年を機に、今後は被災者の方々の自立を後押しするような活動に力を入れていきたいと思っています」と話す。

 発足は4月1日。インターネット上や自宅のある宮城県村田町近隣の商店にチラシを張ってメンバーを募り、当時からほぼ変わらない10代から40代までの20人ほどが活動している。7割が女性で、発足当初から渋谷さんの自宅を拠点に、そこに届けられた数々の物資を、山元、亘理両町の被災者らに行政を通じて届けてきた。夏を迎えるまで、全国各地から連日届く大量の物資に、自宅のスペースはすっかり埋まり、「家で仕分けしてはそれを現場に届けて、ということが連日続きました」と振り返る。

 カラオケ大会の企画や地域FM局へのスタッフ派遣、ボランティアセンターでの活動など、「団体にボランティア要請があれば、できる範囲で対応してきた」とも言う。特徴的なのは、拠点となる渋谷さんの自宅にメンバーが集うことはほとんどなく、活動連絡はすべてメール。「直接顔を合わせたことがないメンバーの方は6人います」

 被災者は今、避難所から仮設住宅に移って暮らしている。「ある程度の物資が必要な方々や場所というのはまだありますが、緊急的な物資供給の段階はすでに過ぎています。実は、活動していてずっと考えていたのは、『こうして、ただただ物資支援をしているだけでいいのか?』という疑問だったんです。被災者の方々は、いつか必ず生活のために自立していかなければいけないんですから。今は、そのお手伝いに力を入れていこう、と活動の軸を変えています」

 具体的には、縫製や手工芸など被災者自身の手技による地元産の特産品を生み出し、それらを展示販売していく。「アトリエを備えたお土産品などを販売する施設運営を目指しているんです」と話し、その候補地を山元町に絞っている。「ただ、それには、まず、任意団体から一般社団法人にする必要があるんです。法人化することで、団体として多方面から協力や支援を受けやすくなるからです」

 その第一歩として、山元町内の9か所の仮設住宅で、衣料品や日用品の移動販売を近く開始するべく準備している、という。「仮設住宅はどこも街中から遠く、移動手段のない高齢者の方々は買い物にとても不便を強いられています。物品を安く仕入れて手頃な値段でそれらを提供していくつもりです。販売しながら、被災者の方々のニーズを掘り起こしつつ、共に働いていくことができる人材の発掘をしていきます。移動販売は、私が個人事業主としてやっていくつもりで、そこでの利益を団体の一般社団法人化にかかる費用に充てます」

 日本財団から受けた災害支援活動助成などの支援金は、すべて活動資金に充てて底を突き、渋谷さんは現在、車のガソリン代など必要経費を、週に数日、ボランティア活動が終わった夜にアルバイトして稼いでいる。宮城県が地元とはいえ、出身地でも生まれ故郷でもない県内沿岸部の町で、なぜこれほど、しかもこれからも関わっていこうとしているのだろうか?

 「実は私、震災前まで“ネット廃人”だったんです」

 そう、27歳の渋谷さんは打ち明ける。高校卒業と同時に就職で東京に出て暮らしたが、心に大きな傷を負って20代前半で里帰りした。東日本大震災が発生するまで、長い間、家に引きこもる生活を続け、「ずっと、死にたいって思って暮らしていたんです」

 唯一外部とのつながりの手段だったネットを通じて知り合った人々から、村田町に住む人々の安否確認をお願いされ、それを手助けしたのが、ボランティアの始まりだった。「本当、何年ぶりだったのかなぁ、太陽の下で自転車のペダルをこいだのって。そうして安否確認できた人たちからすごくありがたがられて...。気持ちのいいことだなぁって、素直に思えたんです。その気持ちが忘れられなくて、今でもこうしてボランティアしていて、これからも人助けしようと思っているんです」

 渋谷さんがこれからやろうとしている被災者の自立のための支援は、翻って彼女自身の自立のための道のりなのかもしれない。

 「あれほど死にたいと思っていた私、今、生きているっていいなぁ、って心の底から思っているんです」


 
こんな応援を求めています

 移動販売の物資を格安で卸してくれる業者さんがいればたいへん助かります。これからやろうとしている計画に賛同してくれる、個人、法人の方からの支援をお願いしたいです。被災者の方々が末永くやっていけるような仕事を提供してくれるならうれしいです。いろいろな技術を持っているボランティアさんたちがこれまで活躍してきましたが、そうした方々が技術とか知識を被災者の方々に伝えるようなことがなかったのが残念で、それができたらいいなと考えています。協力者がいれば、ぜひお願いしたいです。(渋谷さん談)

取材・執筆者:河北新報社ネット事業部・相原研也



ガーネットみやぎへの問い合わせは、メールでお願いします!

info@garnet-miyagi.sakura.ne.jp

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