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『もう大丈夫だよ』って言ってくれるまで、寄り添っていきたい

ボランティア団体「杜の都チーム ドルフィンドリーム」代表
天野龍(あまの・りゅう)さん


http://ameblo.jp/dolphindream/

massage.jpg

天野さん



 仙台市若林区に本部を置く、団体と同名のセラピスト学校でセラピー資格を取得した卒業生女子たちが中心となり、被災地の避難所や仮設住宅で、被災者にマッサージを施しながら体をほぐし、さまざまな悩み事に耳を傾ける活動を続けている。

 代表の天野さんは、この道20年のベテランセラピスト。ハンド、フットマッサージのほか、色彩心理診断やカラーセラピーなど多岐にわたるセラピーの有資格者で、心に深い傷を負った子どもからお年寄りまでの被災者の体と心のケアサポートの指揮を執っている。

 「セラピストへの道を志した忘れられない体験が、今の活動につながっていると思うんです」。そう話す天野さんは、20代前半で、生死をさまよう交通事故に遭った。「子どもが産めない体になるかもしれない」「もう結婚をあきらめた方がいいかもしれない」「治らないかもしれない」....。明るい見通しが全くない絶望の状況で、「先が見えない人生の岐路」に立たされ、うつ病になりかけた、という。

 かすかな望みをもって、セラピーを本格的に勉強するため、活動が盛んなヨーロッパなどの海外に旅立った。そこで出会ったセラピストたちとの交流から徐々に心と体を回復させていった天野さん。団体名「ドルフィンドリーム」は、ドルフィンセラピーで心目覚めた自身の体験に由来している。「その時から、いつか私もセラピストとしてたくさんの人を救いたいって思うようになったんです」

 東日本大震災が起き、天野さんの背中を、数人のスクール卒業生たちがこう言って押した、という。「(セラピストの)私たちが、被災者の皆さんのために動きましょう」

 4月から本格的に動き出し、現在、20代から40代の女性約20人が、宮城県石巻市と七ヶ浜町で定期的に活動している。単にマッサージを施すだけではなく、健康状態や心理状況を尋ねるアンケートを行って高齢者に対して自身の健康への意識を高めたり、マッサージを受ける被災者1人1人のケアカルテを取り、体調の変化を記録している。

 多くの被災者たちが、避難所から仮設住宅に移り、「家にこもりなかなか外に出ないお年寄りたちも少なくなく、以前より体調を崩しているケースが目に付くようになっています」と、天野さんは指摘する。専門医への受診が必要な場合や生活改善に向けて必要だとスタッフが気付いた点について、行政などの関係機関に連絡を取る体制を取っている。

 ただ、ボランティア団体ゆえ、会場となる公民館や集会場では時間制約があって希望者を受け入れられなかったり、関係機関への助言を批判ととられ苦しい立場に立たされることも時折ある。「1つ1つの障害を越えながら、粘り強く地道にやっていくしかないのですね。実際、私たちが来ることを楽しみにしてくださっているお年寄りの方たちや子どもさんたちがたくさんいるんです。皆さんのためにも頑張らなきゃ!」

 カルテは現在、数百人を数え、セラピストを目指す人たちが被災者の中からも出始め一緒に活動している。「将来、被災者自身がほかの被災者の方々を癒す存在になっていければ、素敵ですよね」


こんな応援を求めています

 日本財団から資金援助を受けていますが、正直、かなり厳しい状況です。趣旨に賛同していだく各種団体からの資金提供があればとても助かります。関係団体から、施術用オイルやバスタオルなどの寄贈も受けており、消耗品のオイルはいくらあっても助かります。被災者の方々が気軽に利用できるような環境を整備したいとも考えております。(天野さん談)


応援できる方は
sbn@socioengine.co.jpまでお問い合わせ下さい。


取材・執筆者:河北新報社ネット事業部・相原研也
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