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寄り添い、暮らしを立て直していくということ。

パーソナルサポートセンター安心見守り協働事業部
立岡学代表


立岡学さん
PSCの事務所で仕事をこなす立岡さん(右端)。「震災に限らず、
生活が行き詰まった人をどう支えるか。孤立させず、伴走しながら長期間を
サポートする仕組みが求められている」=仙台市青葉区二日町


 一般社団法人パーソナルサポートセンター(PSC)は、東日本大震災直前の2011年3月3日に産声を上げた。ホームレス支援や障害者雇用、児童虐待防止などに取り組む宮城県内の10団体が大同団結。生活上のさまざまな困難を抱えた人たちに長期間寄り添い、暮らしを立て直していくことを目指す。

 長年ホームレス支援に携わってきた立岡さんは「福祉制度のはざ間に埋もれ、働くこと、生活することが困難な人たちがいる。仮に職安で仕事を見つけて働き始められても、放っておくと辞めて、また路上生活に戻る人もいる。そうならないためには5年、10年というスパンで、誰かが伴走しながら支える仕組みが必要なんです」

 そんな理念を掲げて動き出そうをした矢先、見舞われた未曾有の震災。真っ先に救いの手を差し伸べるべき対象は、震災被災者になった。

 仙台市との協働で6月中旬から、津波などで家を失った人たちが暮らす仮設住宅の見守り事業を担う。立岡代表、事務局のスタッフを含め、PSCの所帯は8月末現在で49人。「絆支援員」と呼ぶ35人の見守り担当員と、リーダー格の「暮らし再生プランナー」6人が2─3人1組で家々を訪問する。

「体調はお変わりないですか?」「困っていることはありませんか?」。安否を気遣いながら、最も避けなければならない孤独死や自死に至る予兆はないか、細心の注意を払う。

 見回り活動で得た情報は、PSC内で共有。「暮らし再生マネージャー」と呼ぶ2人の専門家らに報告の上、困りごとにはどんな対応が可能か、それを担うのはどこの機関で、どんな制度の対象になりうるかなどなどを見極める。法律や制度に相当程度習熟していないとできない仕事だが、各種団体の連合体であるPSCには各分野のスペシャリストがそろっている。

 見守りの対象となる世帯は現在、仙台市太白区にある「あすと長町仮設住宅」など約300世帯。今後、被災者の入居が進むにつれ、対象は19カ所、計1100世帯まで急増する見込みだ。限られた陣容の中で、きめ細かい巡回を続けられえるかどうか、模索が続く。

 支援を続ける中で、PSCが当初想定していた支援対象に出くわすケースも少なくない。ヤミ金業者に多額の負債を抱え、年金口座まで事実上差し押さえられたいた人。児童虐待が疑われる母子家庭。アルコール依存症のお年寄り・・・。問題を抱えながらも震災前は周囲にも気づかれずいた人たちが、見守り活動によって顕在化。立岡さんは「不幸中の幸いというか、社会の暗部が震災であぶりだされ、大事件を未然に防いだという側面もある」と指摘する。

 被災者を見守る今回の仕組みは、国の緊急雇用対策の助成を活用している。絆支援員らPSCのスタッフ自身も被災者雇用の枠で採用されており、立岡代表は「支援者自身の身分が不安定で将来に不安を抱えていては、仮設住宅入居者の相談にも親身になれない。パーソナルサポートの仕組みをいかに永続的な事業にして、緊急雇用の期限が切れた後も受け皿を用意できるかが問われている」と自らの役割を説く。

 セーフティーネットの脆弱さが指摘されて久しい日本。震災を機に整備が進んだパーソナルサポートの仕組みを恒常的な制度に育てていくためにも、いまは目の前の被災者一人一人の声に耳を傾ける。


こんな応援を求めています!

仮設住宅に暮らしている人たちにも担える仕事が欲しいですね。理想は、入居者が集会所などに集まってできる内職、手仕事です。集まってもらえれば会話にもなるし、見守りが一カ所でできるし、被災者は小遣い稼ぎにもなる。全国各地の経営者の人に、そういう仕事が身近にないか、検討してもらいたいです。またPSCの取り組みや仮設住宅の現状を随時発信していくためにホームページの開設を検討していますが、サーバーのめどが立っていないんです。できれば無償でお貸しいただけるところがあれば、そういう支援も助かります(立岡代表談)

※お力をお貸しいただける方は、PSC事務局022(399)9662までご連絡ください。

取材・執筆者 河北新報社ネット事業部 大泉大介

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